2012/12/05

ジレゾーミ(JIREH ZOMI)

アンセイフ・ステイト出版記念集会は下神明の品川中小企業センターで午前10時から正午まで行われたのだが、ビルマの人のこうした集いの約束事として食事も用意されていた。

とはいっても、集会が早く終わってしまったため、多少出席者は待たされたのだが、それはともかく、今回準備されたのはお弁当で、白米とカレーとコロッケがメインのもの。

見た目はよくある弁当なのだが、鶏肉のカレーがビルマ風でおいしい。これは日本人の店ではないな、と思って聞いてみたら、在日チン民族の夫婦が最近大田区にレストランを出したとのこと。

名前はジレゾーミ(JIREH ZOMI)。ZOMIはチン民族のことでJIREHというのは聖書の言葉だとのことで、おそらく次の創世記(22:14)に見える「イルエ」に基づくのだろう。

「アブラハムはその場所をヤーウェ・イルエ(主は備えてくださる)と名付けた。そこで、人々は今日でも「主の山に、備えあり(イエラエ)」と言っている。」

となると「ジレゾーミ」というのは「神がチン民族を備えてくださる」あるいは「神がチン民族のために備えてくださる」という意味になりそうだ。なんとなく前者のほうがしっくり来るが、おそらく「神様がこのお店をチン民族のために備えてくださった」という感謝の気持ちが背後にあるように思う。

この真偽については残念ながらジレゾーミにいまのところ行く機会のないわたしにはわからないが、お店の様子については、食べログで見ることができる。