2012/12/13

在日チン女性機構総会

在日チン女性機構(Chin Women's Organization-Japan, CWO-Japan)の総会が12月9日日曜日、大井町のきゅりあんの会議室で行われた。

いつもは在日チン民族協会(CNC-Japan)の総会と一緒に行われるのだが、今年は諸般の事情から、別々の開催となった。ちなみに、CNC-Japanの総会は来年1月13日に予定されている。

わたしは今年も選挙委員を務めさせてもらうことになった。選挙委員といっても今回の選挙は会長選びだけなのでそれほど大変ではない。

現会長のドウ・ニンザルンさんは3期目の今年で退かれるので、新会長を選ばねばならない。

ニンザルンさんは、次の会長として現事務局長のドウ・ングンタンさんを推薦した。すると、ドウ・ングンタンさんは、自分には荷が重いと、別の会員を推薦する。と、その会員が別の会員を推薦し、なんだかんだで、ニンザルンさんにまたお願いしますとに戻ってきたので、みんな笑ってしまった。

しかし、ニンザルンさんの決意は固い。そこで選挙委員のわたしに委ねられることになった。

わたしはとりあえず、①会員全体で議論して会長候補を絞り込むか、②今名前の挙がった人で選挙を行うか、それとも③特に絞らずに会員がこれだと思う人を投票用紙に記し、とりあえず集計してみるか、という3つの選択肢を挙げた。

すると、みな2番目のものがいいという。そこで名前の挙がった人のうち、ニンザルンさんを除く3人の候補に13人が投票を行った結果、ドウ・ングンタンさんが次期会長ということになった。

ドウ・ングンタン(ジャスミン)さんは、ハカーのチン民族で、CNC-Japanの最初期からのメンバーだ。わたしとは2004年頃からの付き合いで、ビルマに関するわたしのはじめの活動のひとつ、カレン情報スペース(KIS)という催し物に来てくれたことを覚えている。

彼女はチン民族のために熱心に活動してきたが、難民として認められるまでずいぶんと苦労し、品川入管に収容されたこともある。 今年晴れて在留許可が下りたが、それまでいろいろ辛い思いもされたと思う。

会長に選ばれたとき「わたしはもうこれで眠れません!」と言ったのには笑ったが、これも彼女の真摯さの表れであろうと思う。

 会長のドウ・ニンザルンさん

 新会長ドウ・ニンザルンさんへの引き継ぎ