2012/12/11

人情の街

今年の元旦のBRSAのバス旅行は一泊二日、しかも関西方面ということになった。

細かいことはまだ決まっていないが、元旦にユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行き、2日は京都かどっかを回って、その日の夜に高田馬場着。

問題は宿泊場所だ。

大型バス一台分、50人分の宿を確保しなくてはならない。

寝るだけでいいからとにかく安く、というのがBRSA役員の要望で、となると大阪でわたしに思いつく場所はひとつしかない。釜ヶ崎とか西成とかいわれるあの辺りだ(釜ヶ崎・西成・あいりんなどいろいろ名前があり、関西に疎いわたしには違いがよくわからないので、とりあえず釜ヶ崎にしておく)。

東京の山谷が今では外国人旅行者向けの安宿街でもあるように、釜ヶ崎の安宿(風呂と寝る場所だけの簡易宿泊所)も外国人旅行者がよく利用するようだ。

そんなわけで、宿探しも簡単かと思われた。

しかし、なかなか見つかんないんだよ、50人だから。

しかも、しらみつぶしに電話しているうちにわかったのだが、いくつかの宿ではお正月の時期は休んでしまったり、予約を受け付けなかったりする。

どうやら、この時期はなじみの客が釜ヶ崎に里帰りするらしく、そうした人のために部屋を明けておくのが慣らいとなっているようなのだ。

いかにも人情の街大阪らしいそんな一面を垣間見つつ、結局、なんとか50人分確保した。2つのホテルに分宿っ。