2012/12/10

酒と競う

BRSAの対外活動局長のネーミョーアウンさんが今年のバス旅行は一泊旅行にしたいという提案をした。

わたしとしては特に異議はないが、細かく話を詰めて行くと、集合時間は相変わらず1月1日の午前2時だとのこと。

「せっかく一泊旅行にするんだから、もうすこしゆっくり朝6時ぐらいに出発したっていいんじゃないですか」

とわたしが指摘すると、ネーミョーアウンさんは

「それはダメです。大晦日はみんな、お店の大掃除とかで忙しくて帰宅するのは深夜なのですが、もし1月1日の朝6時に出発ということになると、正月休みの開放感に浮かれて飲んですっかりでき上がってしまう人が出てきます。そしたら絶対に集合時間にはやってこない。一番いいのは、仕事が終わって帰宅したらすぐ集めて出発することです。それには午前2時がちょうどいいのです」

とまことに含蓄にとんだ反論をしたのであった。酒をいかに出し抜くかが旅の成功の秘訣だといえよう。

もっともそれでは酒飲みが反乱を起こしはしないか? 干上がってしまうとブーブー言って? 会長のわたしでなくともこれは気がかりな点であろう。

だが、ご安心のほどを。BRSAのバス旅行のバス内では完全なる飲み放題が実現されているのだ。

出し抜いたかと思うと実は先回りされていた、というまさかの展開に酒飲みたちのうれしい悲鳴が……。