2014/12/25

マナウの種類(3)

3)ティンタン・マナウ(Htinghtang Manau)
「このマナウは、喜ばしい集いや、親睦の集い、宴において開催されます。カチンのすべての地域で見られるものです。(マナウ・リーダー)」

その費用をまかなうことのできる者が行い、通常のマナウの2倍の日数行われる(Traditions、p33)。


カチン語辞書によればこのマナウは「ダブル・ダンス(首長の家の前と後ろで同時に行われるもの)、時に男の双子が生まれた時に開催される」とある。

4)ティンラム・マナウ(Htingram Manau)
「家族や姻戚関係にある家族内の敵対的関係を取り除くために開催される。家族和解を目的としている(Traditions、p33)。」

5)クムラン・マナウ(Kumran Manau、TraditionではGumran)
クムランとは、「家族が別れる」(カチン語辞書)という意味で、その名の通り、村や村落群で人口が増えたため土地が足りなくなり、一族の一部が新しい土地を目指して出発することが議論され、それが決まったときに行われるマナウである。旅立つ人々によい土地が見つかるようにという願いを込めて太鼓が打ち鳴らされ、一族が別れを告げるのである。

ナウションの衣服に描かれたクジャク