2009/05/13

NDF33周年記念式典(2)

ついでだから、NDF(民族民主戦線)33周年記念式典で配布された声明の内容を紹介しようと思う。

タイトルは「NDF設立33周年NDF声明(National Democratic Front Statement on 33rd Anniversary NDF Foundation)」。

原文はNDFのウェブサイトndf-burma.orgにあるはずだが、どういうわけか繋がらないので、BURMA DIGESTに掲載されているものを参照してほしい(Statement on 33rd Anniversary of NDF Foundation)。

主な内容は次の通り。

1)NDFは2008年の憲法に基づく2010年の選挙を決して受け入れない。

2)武装解除への危機感
国境地域の非ビルマ民族の人権がいまなお政治的に保障されていないのにもかかわらず、SPDC軍事政権が、停戦中の非ビルマ民族組織の軍事力を低め、国境警備隊に変えてしまうため、これらの組織に圧力を加えて不当にも武装解除させようとしていることに、NDFは声明で注意を喚起している。

3)NDFは、軍事政権と反対勢力が対話により問題解決を図るべきだとする国民民主連盟(NLD)のShwegondaing Declaration(シュエゴンダイン宣言2009/4/29)を支持する。NDFは軍事政権に対して、全国的な停戦、すべての政治囚の釈放、国内のすべての政治組織との対話に取り組むことを呼びかける。

4)「協調は勝利をもたらす(Victory through Alliance)」
声明の末尾を飾る言葉。