2009/05/09

在留を認められるまでの期間

先日、友人のカレン人が在留特別許可を得た。彼が日本での在留を認められるまで、どれだけ時間がかかったかを、簡単に記録しておく。

彼の難民認定申請を一緒に準備しはじめたのが、2006年の5月頃。難民認定申請書の作成・翻訳を進め、6月頃に提出する予定だったが、その直前に不法滞在のため逮捕されてしまう。

結局、品川に収容されている間に難民認定申請を行い、その後牛久の収容所に移される。収容中の1次審査で認められず、その後の異議申立てでも不認定となる。

仮放免申請が認められ釈放されたのが、2007年5月。1年近くの収容であった。

その後、再申請を行い、1次審査で再び不認定。次いで異議申立てでも不認定となったが、人道的配慮により特別在留許可が認められる。2009年4月末のことである。

彼自身、申請の準備をはじめたのが2006年4月であるから、それから数えると丸3年かかったことになる。また収容されてすぐに申請しているはずだから、申請した時から計算しても3年近くかかったことになる。

長い。だが、入管に収容されてから申請した場合ならたいていこんなものだ。

このカレンの友人と祝い酒を飲みながら、この3年間の苦労について話していると、同席していた初対面のビルマ人が、自分は2001年に申請して、今年ようやく難民として認められた、と語った。