2014/11/28

BRSAの会議

11月23日夜、南大塚地域文化創造館で、BRSAの月例会議があった。

議題は、毎年恒例の1月1日のバス旅行、ミンコーナインさんたちの来日計画、入管の最近の状況などについてで、特に入管の収容の問題は会員にとって切迫した問題だ。

わたしと役員がそれぞれ自分の考えを述べ、また会員からも質問や発言があった。そして、この時発言してくれた人の一人が、さっそく、というのも変だが、火曜日に収容されてしまった。はやいね。

入管の収容というのは、何か積極的な意味があるわけではなく、滞在を認めるわけにも追い出すわけにもいかない人の存在をとりあえずしまっておくという、制度的な思考停止の一形態だ。わたしたちが処置に困った書類をひとまずしまい込んでおくのと一緒だ。

しかし、書類はほとんど、デジタル化すればなおさら、劣化しない。これに対し、人は年も取れば、病気もする。

ここにこの政府の思考停止の非現実性が現れている。

もっとも、人間を安全に冷凍保存できるテクノロジーが発達すれば、話は違うのだろうが……。

さて、このときの会議に、東大の1年生が3人、難民について調べているということで来てくれた。

会員にインタビューしたいというので、役員の一人が対応したのだが、後で彼女がいうには「面白かったですよ、わたしが1995年に日本に来たといったら、3人とも自分たちはまだ生まれていないっていうんですから」

それはともかく、3人の学生は、会議やインタビューを通じて難民の問題にはいろいろな切り口があるのに気がついたということで、これはとてもいいことだ。

とはいえ、そこに入管の収容とコールドスリープという切り口は含まれていないと信じたい。