2010/01/12

民主化席次

日曜日にビルマ人の友人の結婚式があった。

結婚披露宴で招待客の席次をどう配置するかに心を砕くのは、日本人であろうと、ビルマ人であろうと変わりはないが、民主化活動家の場合はさらに特別な心遣いが必要となる。

というのも、招待客の中には、様々な事情から軍事政権と折り合いよくしなくてはならない人々もいるためで、そうした人々が、民主化活動家の結婚式に列席したことで、後になって責められたり、尋問されたりして、生活や商売のうえで支障を来さないように配慮しなくてはならないのである。

今回の結婚式では、招待客の座る円卓が三列に並べられたが、そのうち端の一列が、「政治に関わりたくない」友人たちに割り当てられたのだという。そうすれば、写真をとるにしても、他の2列の「政治に関わっている」客たちが写り込んでしまう危険が避けられるのである。