カレン新年祭は2部構成だ。
第1部は式典で、カレン民族の歌を歌ったり、カレン人の歴史、カレン新年祭の由来などのスピーチがある。カレン民族の旗を前にして行われるやや堅いものだ。これが1時間弱。
次の第2部は文字通りお祭り騒ぎだ。食べて飲んで歌って踊って、日頃の憂さも忘れて大いに楽しむのがこのカレン新年祭の醍醐味だ。
食べ物はカレン人たちが持ち寄ったビルマ料理、中華料理など。どんなものがあったか列挙してみよう。
焼きそば
焼きビーフン
豚肉の煮物
お茶の葉と牛肉を和えた料理
鶏肉を辛く煮たもの
干し魚
魚料理
エビの料理
豚足のスープ
キュウリのサラダ
ゆで卵の料理
ザーサイ
などなど
以前のカレン新年祭ではカレン名物の猿料理も出たことがあった。
飲み物は缶ビール、缶チューハイなどが会場の隅で売られていた。ジュースやお茶は無料である。
カレン新年祭に欠かせないのは料理、酒、音楽。しかし、この3つが可能な会場は都内になかなかない。料理持ち込み禁止だったり、音楽の演奏ができなかったり、毎年会場探しに苦労しているようだが、今年はよい会場であったと思う。
会場費は8万程度とのこと。参加費が千円で、参加者は150人と言うから、会場費、音楽の機材費など含めても赤字にはならなかったのではと思う。