入管に収容中のビルマ人で、ぼくが仮放免の保証人をしている方から暮れに手紙をいただいた。丁寧な筆遣いの日本語でこんなふうに書いてある。
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謹賀新年
昨年は公私ともにお世話になり、ありがとうございました。
先生の(ママ)私をご指導くださり、心より感謝しております。
まだまだ至らない私ですが、一生懸命努力いたしますので、今年もなにとぞご指導のほどをお願い申し上げます。
ますます寒さが厳しくなってまいります。お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。
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保証人を引き受けたことが「指導」になるとは思えないので、少しずれているような気がしないでもない。おそらく挨拶文の例文集の中で一番ふさわしいと思ったものをそのまま引き写したのだろう。いずれにせよ、感謝の表現であるにはちがいない。
やや身に余るこの文面をそのままこのブログの年頭のご挨拶とさせていただきます。