2008/05/31

ソウ・バティンセインの言葉

以下は、ソウ・バティンセイン(Saw Ba Thin Sein)の経歴に付されていた彼の言葉を訳したもの。

ソウ・バティンセイン
KNU議長の残した言葉


わたしはカレン革命が誠実なものであり、正しいものであると信じて働いてきました。カレン民族が不当に弾圧され、虐待される状況に、またカレン人女性が残酷に辱められる状況に、わたしはカレン人のひとりとして我慢することができませんでした。カレン革命がどんな困難に遭おうと、どういう状況に置かれようと、わたしは革命運動を自分の命が尽きるまでやり遂げる気持ちでいます。今やわたしは老齢にありますが、絶望はしません。諦めません。わたしは革命の使命をできるだけ果たしたい。片足を失ったら残りの足で、片手を失ったら残りの手で、できる限り頑張りたい。たとえ自分の手足が動かなくなっても、まだ脳が働く限り、頑張り続けます。最後に脳が半分しか動かなくなっても、その半分の脳で革命をやり遂げます。
2008年5月5日

わたしたちカレン民族をはじめとする非ビルマ民族は、幾世代も抑圧されてきたため、あらゆる点で取り残されてしまいました。迫害のために、自分の運命を自分で切り開く機会が与えられなかったのです。その機会を手に入れるために、カレン民族を含むすべての非ビルマ民族が闘っています。自分の運命を自分で切り開く機会を手に入れること、これはあらゆる民族にとって生得の権利なのです。
2007年2月5日

すべての問題を平和的な方法で解決すること、これがわたしの一番の願いです。わたし自身としては、相手と直接会って議論し、答えを探すことが、問題の解決につながる、と信じています。わたしたちの国の問題にしても、他人のあら探しにうつつを抜かさず、すべての民族が参加し、時間を作ってともに答えを探るのなら、きっと解決する、とわたしは確信しているのです。
2005年9月19日