2013/12/17

ネーミョージン(Nay Myo Zin)の活動:平和の行進(1)

2013年2月16日土曜日,ネーミョージンさんとその仲間(MSDN),そして国民民主連盟(NLD)のメンバー,民主化リーダーたちはヤンゴンを出発して,カチン州の町ライザに向かった。

ライザはカチン解放機構(KIO)の本部が置かれている町であり,KIOとビルマ政府との間では激しい戦闘が2011年6月以来繰り広げられていた。

ネーミョージンさんたちがしようとしているのは,平和を訴える行進であり,戦闘地域を横断してライザに辿り着こうというのである。シャン州の町ムーセーまで車で行き,そこからは非ビルマ民族の参加者たちと合流し,徒歩で行進するのだという。

わたしも行ってみたかったが,2週間はかかるというので無理。それで,せめて出発の様子だけでもと思って,ネーミョージンさんに同行させてもらった。

平和の行進の出発点となったのは,ヤンゴンの北部,北オッカラーパ郡のトゥダマー(Thu Dhamar)通りがケーマティ(Khay Mar Thi)通りに交わるところ(この2つの通りは2カ所で交叉するが,より北側のほう)で,われわれはトゥダマー通りの路肩に車を止め,出発の準備をした。

ちょうどカンターヤー(Kan Tharyar)公園に面していて,馬上の軍人の金色の像が中央に立っているのが見えた。おそらくアウンサン将軍だ。

NLDのおなじみのユニフォームを来た人々がネーミョージンさんを取り囲んでいる。話し合ったり,首飾りをかけて記念写真を撮ったり。インタビューをしている人もいる。

また,旅の成功を祈る意味を込めて,何かの植物が人々に配られた。この緑の葉を,MSDNのロゴの貼られた車のフロントフェンダーのポールに括り付けている人もいる。