2011/06/20

ジンポー語

6月18日、19日と日本大学で言語学会が開催され、わたしも18日に口頭発表を行った。慣れぬことなので緊張のあまり絶命するかと思われたが、あいにくそんな面白事件も起こらなかった。

わたしの発表はさておき、この日、別の口頭発表の一つに、ジンポー語(不正確にカチン語と呼ばれる言語)に関するものがあった。

発表者は東京外国語大学大学院の方で、内容は門外漢のわたしには難しかったが、それでも発表とその後の質疑応答も含めて非常に興味深く聞くことができた。

フィールド調査を行う言語研究の場合、その言語についての情報を研究者に与えてくれる協力者が不可欠だが、発表によればその協力者となったのが東京在住のカチン人の男性だとのこと。こういうことを聞くとうれしくなる。名前は記されてはいなかったが、案外知っている人かも、と思いながら発表を聞いた。