2009/03/25

ビルマ国境の難民の子どもを保護する会総会

3月22日ALDの月例会議の後に、「ビルマ国境の難民の子どもを保護する会(Association of Protection for Children's Refugee Border in Burma, APCRB)」というグループの総会にBRSAの代表の1人として、同会役員のフラミョーさんとともに出席する。


この長い名前のグループは、BRSAとおなじく去年結成された新しい組織で、これが2回目の総会。立派な総会資料も準備されている。今回BRSAが呼ばれたのは、総会で実施される選挙のためで、同じく招待されたモータウッチェ図書館のメンバー2人とともに、選挙委員として票を配布し、集計・発表を行った。

APCRBはその名の通り、難民の子どもたちに支援金を送ってその生活を守ることを目的としている組織であるが、同様の活動を行う他の組織と異なるのは、タイ国境の難民の子どもだけではなく、中国、インド、バングラデシュのビルマ難民の子どもたちの支援を行っていることにある。

とくに、バングラデシュには力を入れているようで、タイ国境に比べて注目度の低い地域なので、引き続き今年度も会長を務めることになったミンアウンさんをはじめとするみなさんにはぜひともがんばって活動を続けてほしいと思う。

今回の選挙のあらましを述べて終わりにする。投票者の総数は22名、のちに24名(会員総数は28名)。選出される役職は会長、副会長、事務局長など15。各役職ごとに投票を行う方式なので、15回の投票が行われた。この15回のうち、2人の候補が出たのは、2回。この2回に関しては、ふさわしいと思う人の名前を票に記し、それ以外の場合は「チェック・マーク(賛成)」か「×(反対)」を記すというもの。反対票を投じる人はあまりいなかった。

対立候補が出たり、反対票が投じられたりするのは、候補や投票者にとってどうかはともかく、選挙委員にとってはじつに楽しいことだ。


ところで、立候補者はあらかじめ決まっているわけではなく、会場でノミネーションを行っていた。

投票する者は、会場の全面に置かれたテーブル(2つ用意された)に出ていき、選挙委員の並べる白い紙切れ一枚にその意志を記し、やはりテーブルに置かれた箱に裏返しに入れていく。

同時に何人もの人がテーブルで票に記入していたり、後ろに並んでいたりしていたため、投票の秘密が厳密に守られていたわけではないが、会場の広さと時間の都合もあり、これは仕方がなかった。

総会が始まったのは2時半、選挙を含めたすべてが終了したのは5時であった。