2009/08/05

日本ビルマ民主化運動記念館設立

ビルマが自由な国になり、誰もが平和に暮らせるようになったら、俺はヤンゴンに日本ビルマ民主化運動記念館を建てようと思っている。

日本大使館の隣にドーンと巨大なヤツを。

記念館は日本で行われたビルマ民主化運動にかかわる文書や記録の保存と展示を目的とし、そこに行けば、日本に逃げてきたビルマの人々がどんな思いで日々、政治活動をしていたかが分かる。

品川のビルマ大使館のデモの様子も見事に再現されている。ジオラマで。

だが、この記念館の目玉はなんといっても、入管の収容所に関する展示だ。詳細な解説と展示品により、当時入管でどのような生活が行われていたかが、誰にでも分かる仕組みだ。

なかでも品川と牛久の入管収容所の実物大の再現は見逃せない。

リアルなビルマの収容者の人形が、入場者たちをお出迎えだ。それらの人形は、退屈そうにしていたり、泣いていたり、病気に苦しんでいたり、手紙を書いていたり、煙草を吸っていたり、ハンストをしていたりする。

面会室に座っているビルマ人もいる。

アクリルの壁越しに対面すれば、まるで本当に収容所で面会している気分(面会室のロックを解くカードは、お土産としてお持ち帰りください)。

しかし、面会時間は限られている。壁の向こうのドアから日本人の入管職員が顔を出して、終わりが来たことを告げるのだ。

俺が今、難民のビルマ人と付き合っているのは、将来、この入管職員役に推薦してほしいからなのだ・・・・・・