2010/12/13

から騒ぎ

在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)で、今年の夏、恒例のバス旅行を企画し、50人ほどの団体で、大洗の海に海水浴に行った。ぼくは行かなかったが、とんだ騒ぎが起きた。

海の家に陣取って、海水浴をしたり、東京から運んできたビルマ料理を食べたり、お酒を飲んだりして楽しんだ後、帰途につくべくバスに乗り込んだ時、ひとりのビルマ人男性が行方不明になっているのが分かったのだ。

もしかしたら、溺れたのでは? いや、難民申請中なので警察に捕まってしまったのでは?

一同大いに心配する。携帯に電話をかける。出ない。バスを降りて探しに行く。どこにもいない。携帯が見つかった。海の家に荷物と一緒に残されていたのだ。

だが、いつまでも探しているわけにはいかない。そこで、捜索係として数名の役員を残して、バスは出発したのであった。

だが、張本人はなんと東京にいた。さんざん酒を飲んで酔っぱらってしまったのだ。自分のいた海の家が分からなくるほどに。そして、ぶらぶら歩いているうちに駅に出くわしたので、そのまま帰ってしまったという、なんとも迷惑な話。

昨日の日曜日、大塚のビルマ料理屋でBRSAの忘年会があった。みんな飲んだり食べたり、カラオケで歌ったり。すると、役員のひとりがぼくを呼んで言った。「あの人ですよ。海でいなくなったのは!」

ご機嫌そのものだった。熱唱していた。仲間たちと肩組んで陽気に踊っていた。

もう爆笑ですよ。