2010/05/23

眞露のおかげ

酔ったビルマの人はやたらと酒瓶で人の頭を殴りたがる。つい最近、ぼくが保証人をしている人も、ビンで殴られて怪我をした。

ぼくがこれまでに聞いたかぎりではほかに2件ある。調べればもっとあるにちがいない。

ひとつは2年ぐらい前のことで、ビルマのレストランで起きた。殴られた人は、意識不明になり、一時は生死も危ぶまれた。

次の事件もやはりビルマのレストランで、起きたのは今年の2月。被害者は大けがをしたそうだが、それほど長くは入院しなかった。加害者は逮捕されたが、詳しいことはよくわからない。殴った理由についても、双方で言い分が異なっている。

ぼくが保証人をしている人の場合はといえば、部屋でみんなで飲んでいたら、泥酔した1人がいきなりビンで殴りかかってきたとのこと。

10針縫う怪我だが、さいわいにも頭の内部には特に影響はなかった。しかし保険がないので7万円かかったという。

その被害者に、どうしてビルマの人はビンで殴りたがるのか、と聞いたら「わからない」との答え。

酔っぱらって喧嘩を吹っかける日本人が「表に出ろ」とわめくのと同じく、ビンで殴るのはおそらくビルマの人々の間でひとつの行動パターンとして定着しているのかもしれない。

なんにせよ、彼の怪我が比較て軽く済んだのは、ビンが割れなかったせいだ。ちなみに何のビンかというと眞露。

酒癖の悪いビルマの人と飲む時は眞露をお勧めする。