2013/06/24

ライザの総合病院

ちょうど1年前の6月29日だが,カチン独立機構(KIO)の本部のあるライザに滞在した時,カチン独立軍(KIA)の隊長にライザ市内をあちこち案内してもらった。

そのうちのひとつにライザの総合病院があった。

わたしは病院のことは分からないが,その設備が最低限のものであることは察しがついた。いくつか立派な機械があり,そのうちのひとつは未熟児などが入れられる特別なベッドであったが,それらは日本のODAによるもののようであった。日の丸と「日本の国民から」と記されたシールが貼ってあった。

この病院には,他に看護師学校,看護師宿舎,伝統医学の医薬品倉庫などもあり,わたしはそれらも見て回ることができた。

病院はKIOが運営しており,ライザには他にKIO本部の近くの軍用病院がある。総合病院には,ライザ市民はもちろんのこと,傷痍兵も入院していた。ライザ近辺の戦争避難民キャンプからも重篤な病人が運ばれてくるという。

この総合病院でも治療できない病人やケガ人は,中国の芒市(マンシ)の病院などに運ばれる。

何枚か写真をここに紹介しよう。

ライザ総合病院

  診察室

診察室

ツボ人形

点滴をされて移送される女性の病人

看護師

 ケガ人とその息子

 看護師たち

 日本のODA

日本から寄付された装置

母と子どもの病棟

新生児用のベッド

 分娩室

母と子どもの病棟

女性の病棟

看護師学校

 看護師