2013/06/01

カチンランド戦争から2年(6月7日のイベント)

カチンランド戦争から2年(6月7日のイベント)

「和平交渉はまだ始まったばかり,本当の平和への道のりは遠い」(ピーター・ブランセン)

17年間の停戦合意を破棄して,ビルマ政府軍がカチン独立機構(KIO)を攻撃してから2年を迎えます。

2013年5月30日にはビルマ政府軍とKIOとの間に停戦合意が結ばれたことが報じられました。ですが,これは戦争の終わりではありません。ただ,戦争を終わらせるための話し合いが始まったに過ぎないのです。ビルマ軍によるカチン民族への攻撃は今なお続いています。

KIOとともにカチン民族のために活動している在日カチン民族は,カチン民族への攻撃が再開されて2年目となるこの日,世界中のカチン民族とともにカチン・グローバル・デー・オブ・アクション(カチン民族のために世界中で働きかける日)を開催いたします。

世界中のカチン民族が,カチン民族の命を守るため各国政府・機関に働き掛けるこの日,在日カチン民族は以下のイベントを開催いたします。

カチン民族,ビルマの現状,平和と民主主義に関心を寄せるみなさまの連帯と協力を心からお待ちしております。

【6月7日(金)のプログラム】

1)カチン・グローバル・デー・オブ・アクション
在日カチン民族が国連大学(UNハウス)前でアピール活動を行います。

時間:午後3時〜午後5時
場所:国連大学(UNハウス)前(東京都渋谷区神宮前5-53-70)

2)報告会:「戦争はまだ終わってはいない〜停戦合意の意味するもの」
内容:
①停戦合意とカチン民族の現状
ピーター・ブランセン(カチン独立機構(日本)会長)
停戦合意に至るまでの過程を振り返りながら,今回の合意の成立の背景と,カチン民族の現状について解説します。

②ヤンゴンのカチン・コミュニティ
熊切 拓 (ビルマ・コンサーン共同代表)
今年2月に撮影した映像をもとに,ヤンゴンのカチン・コミュニティと,カチン民族の孤児院の現状を報告します。

時間:午後6時〜8時
場所:公益財団法人早稲田奉仕園101会議室
参加費:無料

連絡先:
ピーター・ブランセン:080-4670-7788
ビルマ・コンサーン(熊切):cyberbbn@gmail.com