2009/02/23

第61回チン民族記念日(おまけ)

ビルマ関係の催し物だとたいてい何かの食べ物が主催者側から振る舞われるのが普通だ。

今回のチン民族記念日もそうで、なかなか経験することのできないチンの料理を食べることができた。


チン人の主に食べる穀物は、粟とトウモロコシ。以前のチン民族記念日では粟の料理が出てきたが、今回はトウモロコシだ。

このトウモロコシは、日本での食べ方とは異なり、トウモロコシの粒を乾燥させ、杵で叩いて皮を取ったもの、つまり脱穀したものを、煮て食べる。

今回はこの粒と豆と鶏肉を煮込みであったが、チンの村では鶏肉よりも牛のモツを使うほうが好まれるのだという。お祝い事があると大鍋で作って、みんなで分け合うのだそうだ。もちろん、肉も何も入っていない場合もある。

別の人がいうにはこの料理は、普通の日のお昼に食べるものでもあるそうだが、おそらくそういった場合は、肉などは入っていないのかもしれない。

料理そのものの味はあっさりしている。やや物足りなく感じられるというのならば、小皿に盛られたトマトや唐辛子から作られた激辛の付け合わせを混ぜるとよろしい。これは隣接するインドの食文化の影響だとのこと。