在外投票事件に関していくつかの追加情報。
1)訂正
「ある女性の証言(3)」で、馬乗りになった警官に殴られているビルマ人男性が、この日逮捕された人であるかもしれない、としたが、実際にこの日逮捕されたAさんと話した結果、このような事実はないとのことであった。おそらくこの女性は別の男性が殴られているのを見たのであろう。
なお、Aさんはこの日、公務執行妨害で逮捕されたのだが、彼によれば、自分が警官を殴ったり、小突いたりしたことはなかった、そもそももみ合いの中、身動きすらとれなかった、と語った。
2)参事官
「ある女性の証言(2)」で、大使館から出てきた男性は、参事官であり、在日ビルマ民主化活動家の投票権の要求について「考えてみる」といったんは答えたらしい。
3)3人の女性職員
「ある女性の証言(2)」に登場する3人の女性の職員(日本人であるとのこと)と活動家との激しい問答が、警察の介入につながった、という見方は、かなりあたっているようだ。
4)医療費
以前の投稿で事件の後、病院に担ぎ込まれた人のうち何人かの治療費を警察が支払った、と書いたが、ある日本政府関係者によれば、そのようなことはあり得ないという。確かに、税金を使うことになるのだから、品川警察といえども、簡単には代わりに支払えないだろう。だが、そもそも、治療費がかかるようなことをしなければよいのだ。