2011/09/04

百年も孤独

先日、在日ビルマ難民たすけあいの会の集会があって、ビルマ難民の会員を前にタイ・ビルマ国境を訪問したときのビデオを上映させてもらった。

わたしの報告の前に、アムネスティの熊澤新さんが最近の難民認定申請の動向についてお話しをされた。

そのとき熊澤さんが会員からのある質問に答えて「ビルマが民主化されるには50年、いや100年かかるかもしれない」という発言をされた。

その後すぐにわたしの話す番だったので、わたしは「今回のテーマとは関係ありませんが」と前置きをして、 こんなことを言った。

「さきほど熊澤さんから、ビルマが民主化されるまで100年かかるかもしれない、というお話しがありました。ビルマの現状についてお詳しい熊澤さんのご意見ですから、これはこれで根拠があるのでしょう。

ですが、わたしはまた別の考えを持っています。わたしはむしろ逆で、ビルマが変わるのにあと10年もかからないのでは、と思っています。ま、いずれにしても予想ですから、どちらが正しいということはありません。

もちろん早く変わってくれたほうがよいですが、やはり100年かかるかもしれません。そこで、みなさんの気がかりは、この先日本にたとえば50年、100年いなければならないということになったら、自分、あるいは自分の子どもたちにどのような将来が待っているかということではないかと思います。

ですが、みなさん、心配はご無用です!

100年間このまま難民の波が途絶えず、そして同時に「日本人」の高齢化・少子化が続くのであれば、そのときには、東京の人口の半分ぐらいはビルマの人になっているにちがいないからです!」

みんな笑ってたけど、わたしは半分本気だ。

そのときにはTOKYOもTOKYAWと綴られるようになっていることだろう!

(ちなみにKYAW[チョウ]というのは、ビルマの男性の名前によく含まれている要素。)