2010/06/18

男女比

在日ビルマ難民の男女比については、統計資料がない(と思われる)のでわからないが、この間の投票集会で立会人をした関係で(ひまつぶしに)、女性投票者の数を数えてみた。すると、105人であった(あくまでも外観で判断できるかぎりだが。またこれは正式発表ではない)。

全投票者数は326名だから、女性の占める比率は約32%ということになる。

この数字を評価するにあたって、在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)の女性会員の比率を出してみる。

2010年4月現在の会員総数が451人で、そのうち女性会員は136人。女性の占める比率は約30%となる。

つまり、在日ビルマ難民の成人のうち3割は女性と見てもよいことになる。

もっとも、このサンプルがそのまま現状を反映しているとは考えられない。

夫婦の場合、投票集会にそろって来た人もいるにしても、どちらか片方だけ、とくに夫だけが来た場合が多いと考えられる。 妻は家で子どもの面倒を見ていたり、仕事に行っていたり、あるいは単に来なかったというケースは多くありそうだ。

またBRSAの場合は、多くの夫婦がともに会員になっているにしても、いくつかの場合には夫だけが会員となっているケースもあり、また会が独身の男性が中心となってはじまった関係上、独身男性がやや多いかもしれず、ビルマ難民の既婚率がわからない以上、会の男女比がそのままビルマ難民社会全体を反映しているとは言い切れない。

したがって、実際には成人の在日ビルマ難民の女性はもっと多いと考えたほうがよさそうだ。

それゆえ、この少ないデータから把握できるかぎりでは「在日ビルマ難民の成人のうち少なくとも3割は女性」とするほうがより妥当だろう。