2011/03/15

天罰

いつの地震の話かは忘れてしまったが、あるビルマの人が語るには、日本が地震の被害にあったとき、ビルマ軍事政権はこんなことを言ったらしい。

「日本は仏教をまともに信仰しないダメな国だから、こんな目に会うのだ」と。

それに引き替え、我らビルマの国はなんて素晴らしいんでしょ、というわけだ。

今回の地震でそんなことを思い出していたら、石原慎太郎氏もこれにまったく同感だという。

「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」石原都知事

石原慎太郎・東京都知事は14日、東日本大震災に関して、「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」と述べた。都内で報道陣に、大震災への国民の対応について感想を問われて答えた。

発言の中で石原知事は「アメリカのアイデンティティーは自由。フランスは自由と博愛と平等。日本はそんなものはない。我欲だよ。物欲、金銭欲」と指摘し た上で、「我欲に縛られて政治もポピュリズムでやっている。それを(津波で)一気に押し流す必要がある。積年たまった日本人の心のあかを」と話した。一方 で「被災者の方々はかわいそうですよ」とも述べた。

石原知事は最近、日本人の「我欲」が横行しているとの批判を繰り返している。 
(asahi.com, 2011年3月14日19時34分. http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140356.html) 

おそらく、今回東京が津波に襲われなかったのは、石原都知事の津波のように高い人徳、我欲に対する熱狂的な攻撃によるものなのだろう。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

(偉大なるかな天! 天の配剤により自分の口で自分を地獄に堕とすという奇天烈な天罰を受けたこの都知事をわたしたちは忘れない。)