2014/12/17

ホームステイ

12月2日の午後6時半、カチン村に到着したはいいが、暗くて全体がよく分からない。

わたしたちが連れて行かれたのはブロックでできた建物で、中では人々が食事をしている。マナウのゲストたちの食堂なのだ。壁を見ると、子どもたちの書いた絵やカチンの各民族の衣装の写真が飾られている。

カチン民族というのは実のところ、主に6つの民族からなる。

ジンポー民族(いわゆるカチン)
アズィ(ザイワ)民族
マルー民族
ラワン民族
ラシ民族
リス民族

それぞれ言語が違うが、共通語としてジンポー民族の言語、いわゆるカチン語を話す。だから、カチン民族は、民族というよりも文化的共同体だ

それはともかく、普段は教育施設として使われている建物が食堂として使われているようだ。テーブルとイスが並べられており、だいたい50人ギリギリかなという広さだ。

わたしたちはそこで夕食を食べる。豚足の煮物、菜っ葉のスープ、野菜と卵の炒め物、辛い調味料とご飯。カチン料理だ。

夕食後、わたしとピーターさんはある民家に車で運ばれる。ここがわたしたちの寝床というわけだ。村にはホテルなどないし、あっても何百人もの客を収容しきれないから、ほとんどがホームステイということになる。

家の主は、ラワンの夫とリスの妻の夫婦で、小中高の3人の子どもがいる。ただし村には学校がないので、みんなチェンマイで勉強しているという。


夕食

村の子どもが描いたとおぼしき絵

村の地図