2014/11/30

入管のミステリー

BRSAの役員の方が今年の春に亡くなったとき、その愛娘の携帯にすでに亡き彼からのメッセージが届いたという出来事があった。

いろいろな説明はありうるだろうが、娘さんにとっては、異国の地で病に斃れた父が死後もなお自分を愛してくれていることの証と理解され、大きな慰めとなったようであった。

わたしも実は似たような神秘体験をしている。

ビルマの人々はFacebookを非常によく利用するので、わたしもBRSAの活動を報告したり、ビルマ国内の友人たちとコンタクトを取るのに重宝している。おかげでわたしのFacebook上の友人は9割方ビルマの人になった。こうなりゃもっと増やしてやろうと、知っている人にはできるだけ友達リクエストを送るようにしている。

先日、「誰々さんがあなたの友達リクエストを承認しました」というお知らせが届いた。彼はわたしが身元保証人をしている人で、わたしがずっと前に送ったリクエストをようやく承認してくれたのだ。

だが待てよ。彼はその前の前の日に入管に収容されていたのではなかったか。

入管の収容所では外部との連絡は内部に設置してある公衆電話によるしかない。

それ以外の連絡手段、例えば携帯電話やインターネット、伝書バトなどは禁じられていて、収容中はいわゆるSNSなんかで誰かとコミュニケーションを取ることなどできないのだ。

ちょっとしたミステリーだ。

てか、割に親しいつきあいをしてたんだから、もっと早く承認してくれよな。

品川入管の面会許可申出書