2014/11/26

増える難民、泣きの入管(2)

先日、難民や外国人の法的支援に取り組んでいる弁護士に会ったとき、「入管はいま難民申請者数の激増に苦慮している」というようなことをおっしゃっていた。

ここ数年の申請者数の増え具合を見ていると確かにそうだ。

2011年 1,867人
2012年 2,545人
2013年 3,260人

これが預金残高だったらもう夢いっぱいだが、申請者数となると入管の人員にも限りがあるから、苦い顔をするのも分からないではない。

この増加の理由には二つ考えられる。

一つは、世界的に難民が増え、また国境を越えた移動もしやすくなっているため、必然的に日本に来る数も増えているためだ。

もう一つは日本国内の事情で、日本には、この国に留まりたい、留まらなくてはならない事情がある外国人がとりうる選択肢が非常に限られていて、そのうちもっとも容易なのが難民認定申請なのだ。

品川入管