2013/12/16

地に呪われたる者

先週の金曜日は品川の入国管理局に行き,そこに収容されている在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)会員のための仮放免許可申請をした。

結果はだいたいひと月後に出るが,ここのところ連敗続きなのでぜひとも許可をもらいたいところだ。

仮放免許可申請の準備のためには必要な書類をとりに役所に行ったり,被収容者に面会してして署名をもらったりしなくてはならない。許可が出た後の仮放免手続きでは入管だけでなく,保証金を納めるために銀行にも行かなくてはならない。

1回だけなら物珍しいが,わたしは何人も身元保証人をしてきたので,いい加減飽き飽きしている。しかも,時間もかかる。品川の場合は半日は潰れる。牛久の収容所に行く場合は一日がかりだ。

申請のたびにあちこちに出向くたびに,わたしは歩きながら不満ばかり言っている。地べたを這いずり回るのはもうたくさんだ!

しかも,これは一文にもならない。それどころか,交通費を自腹で支払わなければならないこともある。猪瀬知事のように5,000万円ポンともらえるならば,お粗末な借用書をヒラヒラさせてどんなところだって行くのだが!

だがこないだ,ビルマ難民を支援している弁護士,カチンの教会の牧師,入管に収容されている人々のために働いている活動家たちの話を聞いた。みんな難民のために駆けずり回ってる。

不満や文句など言っている気配などない!

その熱量ときたら,わたしなんか恥ずかしいくらいだ。これぞ本当の活動だ,支援だ。

おお,わたしはもう駆けずり回っている人しか信じない。