2012/05/03

ヘビとカバ

カレン人の抵抗組織、カレン民族同盟(KNU)とビルマ政府との交渉が本格的に始まりつつあった2月ごろのこと、飲み会であるカレンの人がこんなことを言っていた。

「いまみんなカレン人はジプシーになっちゃったよ。遊んで、アコーディオンやって、歌って、それだけ。女の子はソープランド。なんにも考えない。

イスラエルは強いよ。みんなにいじめられたけどがんばって、国作った。強い国作った。本に書いてある。わたし、しっかり読んだよ。

ビルマ軍がカレン人と停戦。でも、強いプロレスラーが子どもにby forceでサインさせようとしてるようなもの。これはほんとじゃない。

ビルマ人はヘビみたい。この前テレビ見たよ。ヘビがカバ飲み込んじゃった! カレン人は気をつけなきゃ」

別のカレン人が口をはさむ。「えっ? カバがヘビ飲み込んだの? どっち?」

「どっちだっけ・・・・・・」

もうグダグダ・・・・・・。

(ところで、ここであるカレン人が語る「ジプシー」とか「イスラエル」のイメージが完全な誤りであることはいうまでもない。)