2016/01/16

渡邊彰悟弁護士講演会(5)

出席者たちはまだまだ渡邊先生に聞きたいこと、言いたいこと、訴えたいことがあるようだった。だが、時間の関係で打ちきらざるをえなかった。

最後に感想を若干述べさせてもらえば、今回の講演会はわたしにとって非常に励まされるものだった。

渡邊先生が話されたように、現在のビルマ難民申請者の状況は非常に厳しい。

わたしもその厳しさを十分承知しているだけに、どうしても悲観的にならざるをえなかった。あたかも沈没船の船長のような気持ちでBRSAの会長をしていたのだった。だが、実は違うのだ。状況は厳しいけれど、だからと言って入管が正しいというわけではないのだ。入管が不正を行い続ける限り、われわれにはそれをより良きものにする機会、つまり、状況を変えるチャンスはまだ残っているのだ。

よかった! 入管が不公正で!

おお、それに渡邊先生の「ふざけるな!」。

わたしだって同じことを感じてはいたが、渡邊先生のような経験のある人から言われると余計に響く。気分が晴れる。もうやみつきだ。

またぜひ渡邊先生に講演においでいただいて、入管の問題に困っている人々とともに「ふざけるな!」を聞きたいものだ。