息子や娘が外国で民主化活動をしていたり、どこかで難民認定申請をしたりしたせいで、政府の迫害が自分たちに及ぶことを恐れて、ビルマ国内に暮らすその親や家族は新聞に次のような告知を出すことがある。
わたしどもの息子(娘)であるナニガシ(国民登録番XX)は、親と親族にとり許すことのできぬ行為に及んでいるため、ここに肉親の縁を切ることをすべての人々にお知らせいたします。
息子(娘)を勘当するお知らせ
(理由についてのお尋ねはご容赦ください)
(父母の名前と国民登録番号)
あるカチン人が自分の息子について同じような告知を出した。それを聞いた息子さんの奥さんは、なんてひどいことをするのだろうと激怒した。そして、人を通じて電話をかけさせ、その義理の親を責めるとこう答えたそうだ。
「あれは新聞だけ! 息子は息子だよ!」