2013/10/08

小切手

身元保証とともに仮放免されている難民認定申請者は,だいたい30万〜100万円の保証金(正確には保管金)を入管に収めている。

難民認定されたり滞在許可を得たりして身元保証が不要になると,この保証金が返還されることになる。

品川の入管の場合,4階の会計課で簡単な手続きの後,保証金の金額が記された小切手を受け取り,田町の東京三菱UFJ銀行に赴き,その中の日本銀行代理窓口で換金を行う。

わたしは9月24日にその手続きを行ったのだが,面会などの別用もあったため,銀行に着いたときには窓口が閉まっていた。

そこで,別の日にもう一度行かなければいけなくなったのだが,その後,やはりわたしが保証人をしていた別の人にも滞在許可が下り,その次の週に都合良く2人分済ますことができた。

小切手2枚を銀行で換金するというのは,わたしにとってははじめてのことで,2枚を比べると,小切手に番号が振られていることに気がついた。

9月24日に発行された小切手の番号は126で,10月4日のものは139だ(もうひとつ別の番号もありそれぞれEV01804,EV01817と記されている。EVは何の略か分からない)。この小切手には「保管金」「保・入国管理」とも記されており,それゆえ保管金のみに使われるものだと推定できる。

つまり,9月24日から10月4日までの間に,少なくとも14枚の小切手が切られ,保証金が返還されたということになる。「少なくとも」と言うのは,9月24日ではわたしの前に,10月4日ではわたしの後にその日付の小切手が出された可能性があるからだが,それはここでは除外して考えよう。

9月24日から10月4日までの間で,入国管理局が開いている日は9日あるから,それゆえ,この9日間の間に14人の人が保証金返還手続きを行ったということになろう。これは少なくとも2日で3人というペースだ。

この数字に何か意味を持たせるにはあまりにもデータが少なすぎるが,今年中に次の小切手を手にするということがあるとするならば,その番号はいったい何番になっているだろうか?

それを考えると,もうワクワクして眠れない。

いや早く寝なさい……。