今回の滞在中に在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)の代表として訪問したNGOのひとつにFree Funeral Service Society(FFSS)という団体がある。日本語に訳せば「無料葬儀サービス協会」とでもなろう。
これは著名な俳優Kyaw Thuさんが設立した団体で、そのきっかけとなったのが2008年5月のサイクロン「ナルギス」だ。何万もの犠牲者を出したこの災害の遺族のために無料で葬儀を行うサービスをはじめたのである。
現在も貧困者遺族のための葬儀費用支援は続けられ、本部には日本から贈られたとおぼしき霊柩車が何台も停められていた。
バンを改造した子ども用の霊柩車もあり、中をのぞいてみると、小さな棺が据えられている。 その周囲にはぬいぐるみがぶら下げられ、また窓にはキャラクターのシールなどが貼られ、楽しげに飾り付けられている。もちろん死んだ子どもにこんなものは用はないのだが、親のせめてもの気持ちというものだ。わたしはすっかりしんみりしてしまった。
ちなみにわたしが行った日(2月14日)には2歳の子どもの名前が、FFSSの玄関の葬儀支援要請リストに加えられていた。
ところで、中古車を扱うNyiさんによれば、今のビルマではアルファードは不人気なのだと。というのも、ナルギスの犠牲者ために霊柩車を必要としていたFFSSにトヨタが寄付したのがこの車だったのだそうで、それ以来「遺体を乗せる車」というイメージがついてしまったという。本当ならトヨタにとっては少々残念なことに違いない。
これは著名な俳優Kyaw Thuさんが設立した団体で、そのきっかけとなったのが2008年5月のサイクロン「ナルギス」だ。何万もの犠牲者を出したこの災害の遺族のために無料で葬儀を行うサービスをはじめたのである。
現在も貧困者遺族のための葬儀費用支援は続けられ、本部には日本から贈られたとおぼしき霊柩車が何台も停められていた。
バンを改造した子ども用の霊柩車もあり、中をのぞいてみると、小さな棺が据えられている。 その周囲にはぬいぐるみがぶら下げられ、また窓にはキャラクターのシールなどが貼られ、楽しげに飾り付けられている。もちろん死んだ子どもにこんなものは用はないのだが、親のせめてもの気持ちというものだ。わたしはすっかりしんみりしてしまった。
ちなみにわたしが行った日(2月14日)には2歳の子どもの名前が、FFSSの玄関の葬儀支援要請リストに加えられていた。
ところで、中古車を扱うNyiさんによれば、今のビルマではアルファードは不人気なのだと。というのも、ナルギスの犠牲者ために霊柩車を必要としていたFFSSにトヨタが寄付したのがこの車だったのだそうで、それ以来「遺体を乗せる車」というイメージがついてしまったという。本当ならトヨタにとっては少々残念なことに違いない。
→BRSAビルマ国内支援プロジェクト訪問報告(BRSAサイト内)