2015/05/17

掛け橋としての自由剥奪 [1日目]

政治的抗議活動を理由に昨年12月30日に逮捕され、拘置されていたネーミョージンさんら6人の政治活動家たちが、昨日、4年4ヶ月の禁固刑を言い渡された。

「イラワジ」の記事に引かれている担当弁護士の言葉によれば、司法システムに対する不信から控訴はしないとのことであり、このまま収監されるようだ。

とても悲しいことだ。

友人のひとりとしてそんなことを思っていたら、入管から電話だ。

「あの、会長、ちょっと話いいですか?」

収容されているビルマ難民だ。

立派さの点じゃネーミョージンさんよりぐんと落ちるが、彼もやっぱり自由を奪われている点じゃ変わりない。

そうだ。

ヤンゴンでは今まさに友人が収容されようとしている。日本じゃ、やっぱりわたしの友人たちが閉じこめられている。

どうもこれは偶然じゃあないぞ。なにかある……。

「会長! 奥さんが離婚するって言いだしてもうぜんぜん電話に出てくれないんです」

うるさいっ、俺は今考え中なんだ……。

5月はじめ頃のネーミョージン。