2013/02/28

L. ルンワ

1月6日のカチンのチャリティ・コンサートのために来日した男性歌手、L. ルンワ(Lung Wa)については、暗殺されたその祖父のことを含めて何度か書いたが、コンサートの後、彼から話を聞く機会があった。

ビルマの音楽業界について話を聞いたのだが、彼が言うには、なかなか厳しいとのことだった。つまり、ビルマは日本と違って著作権に対する意識が低く、いわゆる「コピー天国」なので、印税収入は難しいということなのだろう。

彼はもともと医学生で、結婚式などで自作の歌などを披露していたところ、評判となって歌手デビューしたのだそうだ。

「影響を受けたミュージシャンは?」と聞くと、「日本のミュージシャンで?」と尋ね返す。日本の歌手なんぞ知るはずもないだろうから「いや、アメリカでもイギリスでも」と言うと、「いや、自分がもっとも影響を受けたのは、チャゲアスのASKAだ」と。

彼の歌が評判になったのも、スタイルがASKAに似ているからだそうで、チャゲアスが中国だけでなくビルマでも人気が高いというのははじめて聞いたことであった。

Rebecca WinとL. Lung Wa