第3国定住のためにやってきたカレン人たちの消息が不明だ。もっともぼくはいろいろ聞き回った結果、一応は突き止めたように思うが、一般的には不明だ。
ある在日カレン人難民が電話してきて怒っていた。
カレン人の伝統行事「カレン新年祭」を今年も開催する予定で、やってきたカレン人難民たちを歓迎の意を込めてぜひ招待したいのに、それすら出来ないとはどういうことだ、というのだ。
「日本政府のやり方はおかしくないですか?」とその人は言った。
ぼくも確かにそう思う。
秘密基地に拉致して、6ヶ月の秘密教育ののち、いきなり日本社会に放り出す、 そんなことがうまくいくわけがない。
ま、日本にもいちど難民になりにきたようなものだ。