国際的なニュースメディアで、時々日本のニュースでもソースとして取り上げられるアルジャジーラ(英語放送)に、日本の難民状況についての取材に協力した。
いつ放映されたのかは知らないが、2分半ほどのニュース映像となってアルジャジーラのYouTubeのページで視聴することができる。
日本ではアルジャジーラの放送を直接見る機会はあまりないが、中東やアフリカ、ヨーロッパではよく見られている。アラビア諸国ではもちろん、英語放送よりもアラビア語放送のほうが親しまれているが。
映像にはぼくの顔も紛れ込んでいるので、チュニジアの友人に知らせたら面白かろうと思ってメールを出そうとした。そこで、気がついた。
チュニジアでは検閲によってYouTubeは見ることができないのだ。
ポルノグラフィを含むけしからん映像は御法度なのである。もっとも、周知の通りYouTubeはそのようなサイトではない。本当のところは、国民に見せたくないような情報が含まれているからだろう。たとえば、大統領の顔に落書きされていたり、罵詈雑言が浴びせかけられていたり。
芸術か猥褻か、議論はつきない。