2012/01/31

海外カレン機構(日本)の会議

1月29日海外カレン機構(日本)OKO-Japanの役員会議が駒込で行われたので参加。

カレンの現状をめぐる報告、分析、そしてこれからの活動内容などが議論される。カレン民族の状況も変わりつつあるが、本当にビルマがカレン人にとって安全な国になるためにはまだまだ時間がかかるという意見が大勢を占めた。

「ビルマの変化を受けて入管がわたしたちを送還するのではないか」という心配を持つカレン人も多く、別の場で何度か質問を受けたことがある。

難民申請者に対して「帰れ帰れ」とことあるごとに言い続けてきた入管が、この機に乗じてそれを本気で実行するのではないかと、みんな(カレン人だけではなく)恐れているのだ。

このようにしつこく帰国を促す入管に対しては、ビルマ政府と交渉しているカレン民族同盟(KNU)とビルマ政府とがあらゆるカレン人の命を保障するという共同声明を出すまでは帰れません、と答えるのが一番だろうと思うし、実際にそのようにアドバイスしている。

ま、そう反論したところで、入管の人は相変わらず「帰れ帰れ」と言い続けるだろうが、いわれっぱなしよりましだろ。

(しかし、ビザの延長やその他関係のない手続きに来た難民に「帰れ帰れ」というのは、要するにイヤがらせだ。われわれの国境のうち若干の部分はイヤがらせで出来てるってことだ)