《BRSA緊急報告会「ビルマの活動家、ネーミョージンさんに自由を!」》
【趣旨】
現在のビルマ(ミャンマー)でもっとも活発に活動し、人々の支持を集めている若手政治活動家であり、2015年の総選挙で立候補を表明していたネーミョージン氏が12月30日、ヤンゴンで警察に逮捕されました。
中国の進めるレッパダウン銅山開発問題に絡んで警察に活動家が射殺された件で、中国大使館前で抗議デモを無許可で行ったことが理由だとされています。
この逮捕の背景には、自由な政治活動を恣意的に制限できる悪法の存在があり、ビルマの真の民主化の鍵となる「法の自由」確立の大きな障害となっていると、ネーミョージン氏ばかりでなく多くの政治活動家が指摘しています。
今回の報告会では、2013年よりしばしばネーミョージン氏と行動を共にしてきたBRSA会長熊切拓が、今回がネーミョージン氏にとって5度目となる逮捕の背景、法律の問題、そしてその経歴と活動の特徴について、2014年7月、ヤンゴンでビルマ殉難者の日式典に撮影した映像を交えつつ報告します。
日時:1月24日(土曜日) 午後6時~午後8時
内容:
①ネーミョージン氏の逮捕の背景とビルマ政治の今後(報告者:熊切拓、BRSA会長)
②意見交換
場所:BRSA事務局(御徒町)
(東京都台東区上野3-12-5大同ビル2F Burma Concern内。JR山手線御徒町駅より徒歩3分。御徒町南口1(駅前広場側)を秋葉原方面に進み、3本めの通り(居酒屋南部百姓家の角)を入る。その先の郵便ポストがあるビル。
連絡先:cyberbbn@gmail.com
【ネーミョージン氏略歴】
1975年6月10日生れ。1994年、軍士官学校に入学。卒業後、軍務に就くが、軍への反感を深め、2005年末、除隊。シンガポールに移り、働きながらインターネット・メディアを通じて、軍事政権の腐敗を告発する。2007年9月、「サフラン革命」に加わるため帰国、以後、地下政治活動を行う。
テインセイン政府成立の3日後、2011年4月2日ヤンゴン警察の公安部に逮捕され、のちに10年の刑を宣告される。2012年1月13日、大統領恩赦により釈放。以後,ミャンマー社会発展ネットワーク(MSDN)を結成し、貧困に苦しむ農民たちの生活向上と「法の支配」の確立を目的にさまざまな活動を行う。2013年5月、警察を侮辱した罪により逮捕、投獄(2週間後釈放)。同年11月13日に3度目の逮捕(その日のうちに釈放)。2014年4月1日、無許可でデモを行ったとして4度目の逮捕(3ヶ月の収監)。2015年の総選挙への出馬を表明する。
【在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)】
在日ビルマ難民たすけあいの会(BRSA)は2008年3月、入国管理局での収容問題を通じて出会った在日ビルマ難民と日本人とによって設立され、「ビルマ難民と日本人が創る民主化のためのセーフティネット」を標語に、難民認定申請者を中心とするビルマ難民へのさまざまな支援活動を行ってきました。約220名の会員と名古屋支部とともに日本でも最大級のビルマ難民団体として、日本とビルマの双方で働き続けています(ホームページ:http:// brsajp.blogspot.jp)。