よその国から見ると、災害はあたかも全国津々浦々に広がっているかのごとくで、心配した外国の友人からメールや電話をもらった。
カレン人の友人でカナダに暮らす夫婦がいる。夫はタイ国境の難民キャンプ出身で、妻は日本で働いていたことがある。このふたりがカナダに辿り着くまでは、「波瀾万丈」的な物語があるのだが、それはさておくとしても、久しぶりにメールをもらったらこんな風に書かれていた。
「近頃、引っ越しました。わたしたちふたりには大きすぎる家です。日本の放射能のことを心配しています。部屋はあるので、いつでもカナダまで逃げてきてください」
親切にも、新居の写真まで添付してくれていた。
カレン人の友人でカナダに暮らす夫婦がいる。夫はタイ国境の難民キャンプ出身で、妻は日本で働いていたことがある。このふたりがカナダに辿り着くまでは、「波瀾万丈」的な物語があるのだが、それはさておくとしても、久しぶりにメールをもらったらこんな風に書かれていた。
「近頃、引っ越しました。わたしたちふたりには大きすぎる家です。日本の放射能のことを心配しています。部屋はあるので、いつでもカナダまで逃げてきてください」
親切にも、新居の写真まで添付してくれていた。